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星月夜の少年人形 19 

「優月くん、可愛い・・・どこもかしこも、本当に可愛いよ・・・、君が僕を好きって言ってくれた時、僕は天にも昇る心持になったんだよ。」

「優成さん、ぼくも・・・。勇気を出して、好きですって言えて良かった・・・。」

突然だったから、優成は優月を抱く準備を何もしていなかった。この部屋で誰かを抱いたことがなかったから潤滑用のローションすら、用意していなかった。
風呂場で抱くのなら、ボディソープがローションの代用品になるのだろうが、誰かがしみるから嫌だと言ってた気がする。
台所にあったエキストラ・ヴァージンオイルの残量を、目視で確かめて、ほっとする。あれなら、使える。

薄い緑のオイルを手のひらで温めて、優月のそこに少しずつ送った。柔らかく閉じた優月の秘密の場所は、まるで生き物のように入り口に触れた優成の指にまとわりついて、奥に引き込もうとする。
指を進めると、優月の腹の筋肉がしなり、細い悲鳴を上げた。

「ひっ・・・そんなところ、触らないで。汚いから、優成さん・・・お願い、触らないで。」

指一本の第一関節で、優成の指が前後している。意識がそこだけに行ってしまった優月は、どうしようもなく顔を覆ってしまった。

「触らないでって・・・困ったな、まさか、何も知らないなんてことはないよね、優月君。」

「優成さん・・・優成さん・・・やぁ。」

名前を呼ぶ優月の身体を抱え直して、優成は口を吸った。
舌で口腔を探り、逃げる優月を捕まえた。深い口づけは、どこか蛇の交尾に似ている気がする。互いの尾を絡め、息を詰め静かに深く愛し合う・・・。森の中で優月と二人きり、飮まず食わずで三昼夜の間ずっと深く生殖器を差し込んだまま、静けさに包まれて一つになっているのもいいと思う・・・。それくらい、腕の中の優月が大切で、愛おしかった。

「は・・・ふっ・・・」

息をつくと、少し体の力が抜けて、突きいれた指がくる・・・と、回った。優成は、反応を見逃さずに深く濡らした指を送り込んでゆく。
ヴァージンオイルが肌に馴染んできたのが、秘所の抵抗でわかる。優月の初めての柔らかい場所は、侵入者を許さず頑なな顔をしていた。緊張して薄く涙を浮かべた優月が、じっと優成の顔を見つめていた。

「苦しくない?」

「だい・・じょうぶ。だから・・・ちゃんと、愛して、優成・・・さん。」

振り絞った優月の本心を聞き、優成は昂まった自分の芯にオイルをまぶしつけた。ゆっくりと時間をかけるつもりだったが、痛いほどの猛りにどうにかなってしまいそうだ。優月の吐く、小さなため息にすら瞬時に反応してしまう、単純な自分に驚いてしまう。

「優月君、ごめん…、もう、挿れるから。ちょっとだけ、我慢して・・・。」

「優成さん・・・」謝らないでと、優月は口にしかけたが言葉にはならなかった。身体の奥に打たれた楔が、優月から言葉を奪った。

*******

開かれた足の間に、優成は少しずつ身体を進めた。若く柔軟な身体は、汗ばんだ白い喉を晒しゆっくりとスライドする腰の動きに合わせて搖れた。
多少性急ではあったが、この上なく優しく抱いているつもりだった。

「う・・・っ・・・うっ・・・!」

優月君と声を掛けたが、小さく呻くばかりで返事はない。息を吸うばかりのような気がして、頭上を探りリモコンを捜した。
小さな灯りに、優月の白い裸体が光るように眩い。様子を伺ったら、頭を振って耐えているのに気が付いた。

「優月君、息をして。」

「うっ・・・うーっ・・・!」

硬直した腹が硬くなっている。
息を詰めたきり、優月は呼吸を忘れたかのように苦しげに眉根を寄せていた。

「優月君、ほら、こっち向いて。」

数本の指を口に突っ込んだら、吐き気と共にやっと息を吐いた。

「はっ、はっ・・・優成さん、優成、さん・・・。どうしていいか、わから・・・。」

追い詰められる快感に、身をゆだねる恐怖が優月を襲っていた。このまま、この感覚に呑まれてしまったらきっと決心が鈍ってしまう。
大好きな優成の傍にいたいと願ってしまう。
優成をもっと好きになるのが怖い、優月はそれを恐れていた。

「優月君、僕を見て。怖くないから・・・そっと、動くからね・・・。」

見上げた優月が顔を歪め、ほろほろと涙は目尻を伝ってラグに吸われてゆく。

「どうしよう・・・、優成さんが好き・・・。優成さん・・・。」

手を伸ばし、優月は腰を揺らす優成の首に、ぎゅっと巻き付けた。耳元に優月の甘い声が響く。とろけそうな思いで、年下の恋人の思いを受け止めた。
優月の万感の思いを込めた「好き…」に、優成の身体がしなり精を零した。





(´・ω・`) 優成:「ごめんね、初めてなのにちょっと無理をさせてしまった。」

(*/▽\*) 優月:「きゃあ~・・・」

(´・ω・`)  此花:「ちゃんと思い出は、できたかな~・・・。」


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4 Comments

此花咲耶  

けいったんさま

> 優しい夢を見せてくれた夜は 明けて行く
>
> 愛している人と結ばれた 幸せを心に刻み
>
> 優月を待つ 辛い現実 優成に来る 悲しい別れ


コメント読んで泣きそうになってしまった・・・ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!
ごめんよぉ~~~!
>
> あぁ~ 明日からは 優月がぁーーー。゚(。ノω\。)゚。ウワァーン...byebye☆

大丈夫!別れは人を強くさせるのです!(`・ω・´)

コメントありがとうございました。うれしかったです(*⌒▽⌒*)♪
>
>  

2011/05/30 (Mon) 02:08 | REPLY |   

此花咲耶  

鍵付きコメント様

(´;ω;`) 頑張ったけど・・・頑張ったけど、此花、エチはやっぱり下手くそだった~~~

でも、よかったと言ってくださってありがとうございます。ほっとしました。
もう少しだけ、余韻に浸った後は…優月くん、どうなるのかなぁ


> 優月く~ん!行っちゃだめ~( ´ ▽ ` )ノ←顔、違ってます~~。・゚゚ '゜(*/□\*) '゜゚゚・。

コメントありがとうございました。うれしかったです。(*⌒▽⌒*)♪

2011/05/30 (Mon) 02:05 | REPLY |   

けいったん  

優しい夢を見せてくれた夜は 明けて行く

愛している人と結ばれた 幸せを心に刻み

優月を待つ 辛い現実 優成に来る 悲しい別れ


あぁ~ 明日からは 優月がぁーーー。゚(。ノω\。)゚。ウワァーン...byebye☆

 





2011/05/29 (Sun) 22:59 | REPLY |   

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2011/05/29 (Sun) 22:40 | REPLY |   

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