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紅蓮の虹・34 

「悪いけど、そこの辻のところで降ろしてくれる?」


「こんな豪勢な車での送り迎え見られたら、なんていわれるかわかんないからね。」


「ごめんね、ありがとう。」


運転手は、話の良くわかる人だった。


爺さんともイレーネとも違う、一般人・・・というか普通の雇われ人なのかもしれなかった。


車から降りて、俺は一応振り返った。


最初、爺さんが車の中から外をうかがったように・・・


自分で秘密の扉を開く気分で、俺は内心ガッツポーズだった。


かくして、サイは投げられた。


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