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小説・凍える月(オンナノコニナリタイ)・11 

性的表現ありです。一応18禁でお願いします。

男が借金をする。
AVによくある陳腐な設定だ。

膨らんだ借金の利子を、身体で払えと数人の高利貸しが詰め寄っていた。
男達は、初めから豊満な妻の身体が目当てだった。
妻は泣く泣くゆっくりと服を脱ぐ。
豊かな乳房が、小さな手から零れ落ち、巧みな言葉攻めに諦めと恐怖に包まれてゆく。
夫は固く縛められて、愛する妻の側に転がされている。
夫の目の前で陵辱される妻が、あなた許してと言いながら、次第に堕ちて行きみだらな行為が延々と繰り返されると言う内容だった。

「あなた、許して。」

「こんなにされて、淫らに感じてしまう私を許して。」

貞淑な妻が世もなく乱れるのを見て、夫はそこで猿轡を噛まされたまま、切なく自身を怒張させている。
乱れる妻の姿は新鮮で、夫はやがて誘われて男達の輪の中に入る。
数人の債権者が、積年の思いを遂げいつしか夫も共に妻を貶める共犯者となると言う、ありきたりな内容だった。

話には山も落ちも、ありはしない。

柔らかく流れた乳房をもまれた女がひたすら喘ぎ、筋を怒張させた男達が果てしなく腰を振る。
女の顔が白濁にまみれるまで、延々と続く。
ただそれだけの内容だった。

「おっさん、こんな現場は見るの始めて?」

耳元で金髪が囁く。

「ラブ・ホテルを借りるより、この方が安く上がるんだよね。」

俺の視線が動かないのを、目の端で、あははと笑った。

「おっさん、あっちの方が気になるんだ?」

「ああ・・・。」

みぃくんは広いベッドで一人、三人のカメラマンに色々な角度から、写真を撮られていた。
一人は、ビデオを回している。
色々なポーズを要求され、いやいやと緩く首を振りながら、それでも大人たちに言われるまま、カメラに向かって細い足を開いていた。

レースの靴下とガーターベルトだけを身につけている。
白い肌は、陶器でできた、ビスク人形のようだ。
紅いロープで、全身を動かぬように綺麗に縛られて、ベッドに転がされたみぃくんは、遊びに飽きた子どもが残酷に捨てた人形に見える。
もしくは羽根をもぎ取られて、うごめく揚羽のようだった。

だが真ん中には、驚くことに小さな男の子の印が、ぶら下がっている。
薄く施された化粧が、中性的でやけになまめかしく、グロスでわざと濡らされた唇が卑猥だった。

「まあ、さすがに表には出せないけどね。これはこれで結構な金になるんだ。」

「こういう好きものは、意外に多いんだ。

海外にも、みぃの顧客は多くてね、こうして数をこなしても追いつかない位さ。」

金髪は転がされたみぃくんの股間にゆれる可愛らしいものに、細いリボンを結んで、つんとつついた。
まだ、何の意味も分からない皮をかむった小さなおちんちんに向かって大人たちが群がっていた。
シャッター音が何度も響く。
まだ、子どもじゃないか、可哀想にと言いかけたら、何、甘いこと言ってんだ、食い扶持は自分で稼がなきゃと真顔になった。

「あいつの母親はね、でかい血管が切れて、脳みそが完璧にいかれちまったんだよ。」

「生きているといっても機械につながれたままだし、もうみぃの顔も分からないし、朽木みたいに死んだも同然なんだよ。」

「母親の借金を返すには、こうするしかないんだよ。」



行政は、何をやってるんだと常識のある人なら思うのかなぁ・・・
必要ですけどどきどきの場面・・・小心者。 此花

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