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隼と周二 ホワイトデーは「shifuto」へ行こう 4 

一方、雑貨屋の秘密の隱し部屋、大人の玩具屋「shihuto」を訪問したパパ沢木は、少年と愛し合う伽耶の姿を眺めていた。

「先輩。この子、もう少しでイくから、そこに掛けて待っててください」
「伽耶は相変わらず色っぽいな」

大きな椅子に縫い止められた、少年の身体が何度も小刻みに揺れた。

「うっ……胸……痺れる……伽耶さん……」
「そう?気持ちいいでしょう?」

胸に装着された、ボディクリップをぴんと張ると何もない胸に、小さなふくらみができる。

「ほら、君の胸におっぱいができた。女の子みたいに、優しく愛してあげるからね」

耳元でささやくと、少年の持ち物がふるりと勃ち上がり鮮やかな色になる。

「いっぱい愛してあげたいけど、今日は僕の大切な人が来たから、もうおしまいね。また、いらっしゃい」

簡単に扱かれて、付けられたゴムの中にきわめて淡々と吐精させられた少年は、またおいでと言われて涙ぐんでいた。

隼と同じくらいの少年が横をすり抜ける時、激しい嫉妬の眼差しを寄せ、沢木は困ったような顔をしている。
先輩と自分を呼んで慕う、この黒髪の美しい青年の思いに応えることはできないが、いつも何かと気にはかけていた。

「ねぇ、先輩。可愛い隼君の恋路を邪魔する嫌な役目は、もうこりごりですよ」
「ははっ」
「本当はもう、認めているんでしょう?だって先輩、意地悪な企みしながら、すごく楽しそうだったもの」
「まあね。あいつらが本気だって知ってるからな。」
「僕も本気なんだけどなぁ……いつも気が付かないふりするんだもの」

手渡された大きなカップの馥郁(ふくいく)たる、珈琲の香りを鼻腔いっぱいに吸い込んで、沢木はほっと溜息をついた。

「悪事の片棒担いだんだから、いつかご褒美くださいね。意地悪な先輩」
「また、来るよ。早く、いい男ができるといいな」
「冷たいなぁ……先輩が欲しいって言ってるのに」

伽耶の長い髪を、指で梳る(くしけずる)と何もなかったように、男は立ち上がった。

「風邪ひくなよ、伽耶」

雑貨屋の表からベルを鳴らして出てゆくつれない男の背に、ほっと伽耶はため息を吐いた。

隼とのちくび相撲で、三連敗を喫した周二がこぼしたため息と、図らずも同じ時間だった。




【おまけ】

(。`Д´。)ノ周二:「この展開、ありえね~~~~!!ホワイトデーの企画ってなんだよ!」
(´・ω・`) 隼:「周二くん、ぼくがちくび相撲で本気出したから、怒ってる……」

(´;ω;`) 隼:「でもね、周二くん、漢(おとこ)はいつだって、勝負には命を掛けるものなんだよ」
ヾ(。`Д´。)ノ周二:「だから、そこじゃないって!大体、ちくび相撲にかける命って何なんだよっ」

。・゚゚ ‘゜(*/□\*) ‘゜゚゚・。隼:「ぼく、漢(おとこ)らしくがんばったのに~!」
(°∇°;) 周二:「……え、えっと~、いや、あんまり漢(おとこ)らしいんで、俺も驚いたというか?」

(´;ω;`) 隼:「ほんと?漢(おとこ)らしかった?」
(`・ω・´)周二:「おうっ!もともと、隼が漢(おとこ)らしいのは、知ってたけどな!」

(*⌒▽⌒*)♪隼:「周二くん!」
(`・ω・´)周二:「ま、いいか。次の機会だな。」

そんな機会、中々、来ないのだけど。





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