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隼と周二 ホワイトデーは「shifuto」へ行こう 2 

雑貨屋「shifuto」は、開店以来、連日盛況だった。

なかでも人気なのは、レジの傍に有るセンスの良い小さな額に一つずつ入れられた、オーナーの詩片。
その時々の心象に添ったものを、少女たちは手に取った。
ある娘は、心震える言霊を取り上げ、なぞるようにして胸に抱いた。
恋する乙女たちは、優しい微笑みに励まされバレンタインデーの勝者となった。

バレンタインデーのお返しを、彼女に贈るために来た少年達は、「shihuto」のオーナーに、度々相談事を持ちかけていた。
彼女たちに与える「愛」の言葉を、少年たちに一つずつ教えながら、「shihuto」のオーナーは、その子に合った言霊を選んで紡いでゆく。
そして……時折、自分に夢中になって告白をする少年の耳に、伽耶はささやいた。

「そう……?僕が好きなの?僕が、欲しい?じゃあ、もう一度夜になったらここにおいで。いいことを教えてあげるよ……」

耳たぶまで朱に染まった少年は必死に頷き、「shihuto」のオーナーはすっと眼を細めるとその手を取り、夜半、秘密の隱し部屋へと誘った。
そこで初めて知る快感に、全身を委ねた少年は吐精に溢れる蜜の壷になる。
細いマドラーを尿道に滑らせると、引きつるような嬌声が漏れた。

「ああっ!」
「まだ、イっちゃ駄目だよ。もう少し楽しませて……ね?痛くはないでしょう?君のここ、可愛い。優しくしてあげるからね……」

優美な仕草で茎を包むと、口淫と愛撫、両方でがんじがらめにされ、少年は逃れられなくなる。
初めての行為に溺れてゆく少年は、絶え間なく訪れる快感の波に浚われていった。

「ああぁっ……」

自我を手放して、少年は必死に細い腰を前後に揺らした。
隠微な水音と吐息が漏れ聞こえる扉の向こう、最後の喘ぎとともに少年は自分の支配者となったオーナーの名を呼んだ。

「ああ……っ、イくっ……伽耶さん……っ。」

隼と周二が訪れた「shifuto」は、そんな場所だった。





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