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Café  アヴェク・トワへようこそ 10  【R-18】 

BL的性愛表現があります。ご注意ください

まるで、物語に出て来る初々しい恋が、密やかに成就する瞬間のようだった。
高い鼓動を気にしながら、二人はぎこちなく互いを抱いた。

「俺でいいのか?……つか、男だけど有り?」

降ってわいた幸せを半信半疑で問う松本に、腕の中で頬を染めた相良がこくりと頷く。

「……おれ、シャワー浴びてきます。」
「そのままでいい。」
「でも、汗かいてるし……」
「焦らすな、直。」
「あ……っ!」

Tシャツをたくし上げて、松本は相良の肌に直接触れた。汗ばんだ鎖骨をなぞってちろ……と、舌を這わせた。

「直の肌は甘い匂いがする。……シュークリームの匂いかな。」
「鼻……いいんですね。明日の賄い用に、さっきカスタードクリーム作っていたんです。おれ、単純だから、店長が褒めてくれるのがすごくうれしいんです。」
「そうか。だが今は、ケーキよりも直を食いたい。」
「おれも……店長が好きです。来てくれると思わなかったから、嬉しかったです。おれ一人だと、どうなっていたか……やっと黒崎から逃げられたと思ったのに、こんな所まで追って来るなんて……」
「あんな腐れ外道に、直を渡すかよ。無事で良かった。……直。」

安アパートの空調は古く、ぶんぶんと鈍い音が響く。
音に急かされるようにして、恋に不器用な松本は、この上なく優しく傷ついた青年に手を伸ばした。
この出来過ぎた幸せが、若しも夢の中での出来事だったとしても、目覚めても悔いはないと思う。それほど甘美な時間だった。
互いに呼吸をするのももどかしく、奥の部屋に移動すると寝台に倒れこみ、深く舌を絡めあった。
松本は忙しなく全身を探る指で、相良の感じる箇所を探った。
平らな胸を探り、薄桃色の小柱を見つけて吸い上げる。

「んっ、あ……あっ……」

快楽を知っている相良の身体は、与えられた愛撫の一つ一つに敏感に反応し、ひくひくと腹の筋肉が震えていた。
相良のデニムをはぎ取って床に落とした松本は、相良の持ち物も薄い布の下で、自分と同じように熱く昂ぶっているのに気づいた。
松本のセクスも反応する。

「……やべぇな。」

本能に支配されて律することができなくなりそうになる。
このまま組み敷いて、思うさま狭間の奥にねじ込み、乱暴に劣情を放出したいと思ったが、相良の華奢な腰を目にしてかろうじて耐えた。
黒崎のようにはなってはいけないと、唇をかむ。
いきなり無理をさせちゃダメだからね、優しくしないと逃げちゃうぞと、頭の片隅でどⅯの天使が囁く。

布越しに相良の若い茎に触れた松本は、そのまま下着を滑らせた。
いきなりふるりとセクスが空気にさらされて、相良が小さくあっと声を漏らした。

「直。何か濡らすものはあるか?それと、ゴムあるか?」
「あ……キッチンのテーブルの上にオリーブオイルが……コンドーム……はないです。だから、そのまま……してください……」
「あとで辛いぞ?」
「いいんです。」

相良が起き上がろうとして、なまめかしく背筋を捻る。
シーツの上でなまめかしい生き物に変わった青年の白い肌が薄く汗ばんで染まり、松本を煽った。

「いい。おれがやるから。」

俯せにさせて肉を割り、薄い緑のオイルを、淡い絞りの上に静かに細く垂らす。
奥に飲み込んでゆく様にゆっくりと揉んでやった。

「あ……っ、あ……」

まだ頑なな絞りは指先すらも拒み、松本のセクスは腹を打つほどに反応する。
この狭い場所は、松本を受け入れられるのだろうか。
指先を食いちぎるような、硬い直のそこに執着する松本の額に、汗が浮かぶ。

「くっそ……硬ぇな。」
「店長……おれ、痛いの我慢できますから。」
「少し慣れれば、いけると思うんだが……」

ぐんと質量を持った自分の持ち物に、せわしなくオイルをまぶしつけながら、オイルの力を借りて相良の薔薇色の混じった薄茶色の絞りに、ぐいと先端を押し当てた。
松本の先端を痛むほど締め付ける相良のそこは、まるで未通の少年ようだった。




本日もお読みいただきありがとうございます。
ついに、松本に恋人が……(*´▽`*)

ヾ(o´∀`o)ノ←内心有頂天♡


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