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隼と周二 【眠りのラビリンス・前編】 

沢木 隼(さわき しゅん)

人と関わることが苦手で、口下手。年齢よりも幼く見える高校生。
父親(沢木淳也(じゅんや)の職業は刑事、溺愛されている。
同級生の木庭周二と恋人同士。
ひどい近視と乱視で、ダサいメガネをかけているが、素顔は絶世の美少年。
過去に誘拐されて、心身に深い傷を負った。
心身ともに成長が止まっていたが、周二と一緒に居るうちに、少しずつ回復している。

木庭 周二(こば しゅうじ)

沢木隼と子供のころに出会い、ずっと思っていた。高校入試で出会い、昨々年秋にやっと恋人同士になった。
最愛の隼の父親に、いつも恋路を邪魔されている。
スカウトされて、モデル業も行っている。木庭組4代目だが、組は今実質木本という男が才覚をふるっている。
隼には甘く、いまだに一線を越えられない、不憫な高校生。
妄想の中では、いつも隼を抱いている残念な面を持つが、隼に関しては生真面目で一途。

松本

木庭組の構成員。
しかし、木庭組自体は893稼業からは殆ど手を引いている。
水商売で組を維持しているため、敬愛する木本の傍で水商売の勉強中。
最近恋人ができて、周二に自慢に来た。






周二の部屋に飛び込んできた松本は、一瞬、言葉を飲み込んだ。

「わぁお!周二さん。とうとう、ねんねとやっちまったんですか……?」

上半身裸で腰掛けていた周二は、ゆっくりと物憂げに視線を巡らせた。
寝台には、何もつけずにしどけなく身体を開き横たわる、周二の最愛の恋人がいた。
周二は立ち上がると、薄紅色の柔らかい肉鞘が、しんなりと太腿に張り付いているのを、愛おしそうに指でつついた。

「……そうなんだよ。ついにな。ちょっとやりすぎたから、こいつ気を失ってるんだ。」
「え~~っ、まじでっ!?俺、知りませんからね。パパ沢木にばれたら、周二さん、確実に殺されますよ。俺、逃げますからっ。さよなら~。」
「ばぁか、そんなことになったら、どこに逃げても無駄だっつ~の。ったくもうっ!見りゃ判んだろ?隼は眠ってるだけだ。」
「ひぇ~、驚いた~。この間、俺が翔也と上手くいった話をしたから、てっきりやっちまったのかと思った。」
「なぁ、松本。」

周二はくいと指を折って松本を呼ぶと、小さく囁いた。

「おまえさ、最近できた恋人の翔也って、幻夜のナンバーワンだろ?やっちまったってほんと?」
「え?やだなぁ、周二さん。やっちまっただなんて、聞こえが悪いっすよ。しつこくコナ掛けて来るから、一回くらいいっかなって思ったら、もう離れたくないとかいうんですよ~、翔也の奴。甘えん坊でいやになっちまうんですよね。うふふ~。」

松本は、これまで恋人が出来ないと、ぼやいてばかりだった。
それが突然、降ってわいたようなモテ期の中にいる。
翔也というのは、この辺ではそこそこ有名なメンズキャバクラのナンバーワンだった。

「むかつく。」

思わず八つ当たりで、ごんと拳骨を見舞った。

「それで?どうやってモノにしたって?」
「いててっ……周二さん。実はね、どうやら、翔也ってすごく暗示にかかりやすいタイプだったみたいなんですよ。」
「へぇ……暗示って催眠術か。」
「かまってちゃんで、乗せられたら、どこまでも登っちまう。おだてに弱いくせに、自分が良いのは面だけで、他に取り柄のない駄目な奴だってわかってるんです。」
「男に不自由しない奴を、どうやっておとしたんだ?」
「ほら。木本の兄貴が現役の時に、メンズの為に作ったビデオがあったじゃないっすか。」
「ああ、あれな……俺も見たけど、すごかったよな。」

木本という男は、松本の兄貴分で頭も切れる上に、商才もある男だった。周二の守り役でもある木本は、その稀有な商才でいくつかの店を回し木庭組の屋台骨を支えている。
その昔、木本がメンズの教育用として作ったビデオを参考にしたと、松本は言う。

「あれね。俺の友達で催眠術のセミナーとかに行ってるやつに、ちょいと見せたんすよ。そこの講師に見せたら、めっちゃ出来がいいって言われて、俺……何度も見返してゆくうちにわかっちゃったんす。」
「何が?」
「人をたらす方法っすよ。毎日褒められてるやつには、褒め言葉なんて無意味だってことがね。面だけの奴には、他の奴が褒めない所を褒めて、一番自信のある面は、ほんのちょっぴりくすぐってやればいいんですよ。」
「そっか~……この俺が、松本に恋愛を指南されるとはなぁ。」
「成功者ですから。これまではケツ追いかけまわしてばかりだったけど、追われるのってちょいと気分が良いっす。」
「そうか……」

周二は考えた。
いつも隼に手を出すのが自分だから、沢木は切れる。
これがもし、隼がしつこく迫って来るから仕方なく~の展開だとしたら、話は違って来るんじゃないか?
パパ沢木も、隼の事は無下に怒れないはずだ。

「据え膳喰わぬは男の恥だよ、周二くん。」

悩ましくも可愛いレースのひもぱん一丁で、隼がきりりと漢らしく周二に迫って来たとしたら?

「何とかしてよ。……ほら、ぼくこんなになってるんだよ……周二くんが何もしてくれないから……ねぇ、大人のちゅっして。ぼくをいっぱい召し上がれ。」

ちょっぴりきびしくなった隼のぴんくのぞうさん先っちょが、ひもぱんの上から切ない涙を浮かべて周二を誘う。
じっと見つめられて周二の野生のマンモスもぐんと反応する。

「ぱお~……」




お久しぶり~ふなのです。(`・ω・´)
実は、二・三日前、殆どできていた原稿が消えました。まじで~。・゚゚ ’゜(*/□\*) ’゜゚゚・。あうあう~、あんぽんたん~
書き直しましたら、少し内容が変わってしまったのですが、これはこれでいいかな~[壁]ω・)チラッ

此花がときどき会いたくなる、妄想王子の周二と佐々〇希似の隼ちゃんです。(〃゚∇゚〃) 未だにエチできない可哀想な二人なのです。( *`ω´) くそ~……←周二

隼と周二のシリーズは、短編長編色々ありますので、お読みいただければ幸いです。
(*/∇\*) CMです~  此花咲耶


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4 Comments

此花咲耶  

nichika さま

> 出た!おばッカプル~妄想勃発===相変わらず飛ばした夢物語~周二
> 隼もどんだけ、お兄ちゃんになってるかしらワクワク

おバカのまんまでした~ ヾ(〃^∇^)ノ
大人のカップルにはいつなれるのかしらね~。ずっとこのままでもいいような気がします。(*⌒▽⌒*)♪
>
> さすが、けいったんさん 目の付け処~されど沢木パパは手ごわしぞ(^^)/~~~

がんばってもらおう。(*つ▽`)っ)))違う話が書けそうです~
コメントありがとうございました。(〃゚∇゚〃)

2014/09/26 (Fri) 23:43 | REPLY |   

此花咲耶  

けいったんさま

> 懐かしい名前が・・・
> 周二は隼と 相も変わらずのようで~(笑)

相も変わらずです~ ヾ(〃^∇^)ノすまぬ~、周二。
>
> 木本→松本と 「タラシ」の極意を受け継いで 成功しているからと言って 隼には どうなんだろう?

隼ちゃんには、きっと普通の「タラシ」は通用しないだろうなぁと思います。意外にお利口さんだから。

> ねぇ 周二、
> それより 沢木に恋人を見つけて 隼への監視の目を弛めた方がいいんじゃないの!?

Σ( ̄口 ̄*)そ、そんな手が!?めちゃくちゃナイスアイデアじゃねぇか。

> ∑(*゚ェ゚*)エッ、そんな奴が 居るかって?
> 今 あなたの目の前に居るでしょうがぁ~~~!!
> そうそう 私です!
> 誰も推してくれそうにないから 自己推薦しま~す♪(≧∇≦)ノ ハーイ♪...byebye☆

 ( -ω-)y─┛~~~~「俺も独り身だし、そろそろ身を固めてもいいかな?なぁ、隼。こいつを母ちゃんと呼べるか?」
(〃゚∇゚〃) 「きゃあ~♡ぼくのお母さんがけいったん~?ほんと?」
( *`ω´) 「隼。だまされるな。そいつは既婚者だぞ。」
Σ( ̄口 ̄*)「え……?」

(。´・ω`)ノ(つд・`。)・゚+「泣くな、隼。」「え~ん」

楽しいコメントありがとうございました。(*つ▽`)っ)))笑ったよ~

2014/09/26 (Fri) 23:39 | REPLY |   

nichika  

ぱおーん♪

出た!おばッカプル~妄想勃発===相変わらず飛ばした夢物語~周二
隼もどんだけ、お兄ちゃんになってるかしらワクワク

さすが、けいったんさん 目の付け処~されど沢木パパは手ごわしぞ(^^)/~~~

2014/09/26 (Fri) 19:08 | EDIT | REPLY |   

けいったん  

懐かしい名前が・・・
周二は隼と 相も変わらずのようで~(笑)

木本→松本と 「タラシ」の極意を受け継いで 成功しているからと言って 隼には どうなんだろう?

ねぇ 周二、
それより 沢木に恋人を見つけて 隼への監視の目を弛めた方がいいんじゃないの!?
∑(*゚ェ゚*)エッ、そんな奴が 居るかって?
今 あなたの目の前に居るでしょうがぁ~~~!!
そうそう 私です!
誰も推してくれそうにないから 自己推薦しま~す♪(≧∇≦)ノ ハーイ♪...byebye☆

2014/09/26 (Fri) 18:48 | REPLY |   

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