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漂泊の青い玻璃 62 

微睡みの中で、最初に目を覚ました尊は、目許に薄青い隈をこしらえた琉生の寝顔に目を細めた。
安心しきった弟の肌色は、今はほんのりと色づいて熱を持っていた。
緊張して硬質な磁器のように冷たかった肌も、今は温かい。

疲れ切った琉生の頬に触れて、掛かった髪をかき上げても、ぴくりとも身じろぎもしない。

「琉生……?」

微かに胸が上下しているのにほっとする。
大切に扱ったつもりだったが、初めての琉生にとっては受け入れる行為は性急すぎただろうか。
思い返すと、琉生は尊と隼人の手を離すまいとするように、必死になっていた。もっと……と触られるのをねだり、二人の兄の欲望を全身で受け止めようとしていたのがわかったから、うねる奔流を止められなかった。。

かわるがわるに深いキスをした。
左右の耳朶に二人分の愛撫を受けながら、琉生は全身を震わせた。隼人が吸った琉生の薄い小柱は内出血を起こして熟れた茱萸(ぐみ)のように染まっている。
反対側の乳首は尊が歯を立て舌先で転がした。髪の先からつま先まで、愛する兄達に執拗に「はんぶんこ」されて、琉生の屹立したセクスは、何度も震え吐精した。
赤く染まった肌触りの良いセクスの先端に、舌を絡められ、甘痒い二人がかりの愛撫に琉生は啼いた。
悲鳴を上げて泣きながら感じていた。それでも決して、拒絶の言葉は口にしなかった。

ぐったりと弛緩した琉生に気付き、そっと横たえたはしたものの、若い二人はまだ満足したわけではなかった。隼人も気づいていた。

隼人は視線で、琉生の身体が何とも無いか探っている。
小ぶりの丘を分け、最奥を見つめると薄い茶色の絞りが薄赤く膨らんでいるのがわかった。酷い傷ではないのに、ほっと安心する。

「兄貴は顔に似合わない、凶暴なものを持ってるからな。琉生のここ、血が滲んでる。」
「僕のせいか?優しくしたつもりだったがな。」
「なぁ。ちび琉生のここに、ぞうさん描いてやろうか。目が覚めたら怒るかな。」
「懲りない奴だな。」

下肢を這う二人の手に、琉生が身を捩った。

「……起きる。」
「あ、琉生!駄目だ、急に立ち上がったら……」
「あーーっ!」

止める間もなく腕の間から抜け出した琉生は、その場に思い切り転倒した。

「な……に?力が入らない……腰ががくがく……してる?なんで……?」
「なんでって、そりゃ……ははっ。」
「隼人、笑うな。水。」

尊は呆然とする琉生を抱き起こした。

「初めてだったから、身体がびっくりしたんだよ。ほら、これ飲んで。大丈夫だから、ゆっくり動いてご覧。痛むところは無い?」
「……う~何か、違和感がある……」
「よいしょ。」

軽々と琉生を抱え上げた尊に、琉生は驚いて首にしがみついた。

「隼人に洗って貰え。その間に僕は、そのあたりの物を洗濯しておくから。」
「いいよ。後で自分でする。」
「……?琉生は僕らとあんなことをしても、何も変わらないんだな。」
「あ……。」

その言葉に我に返った琉生は、全身を染めた。




本日もお読みいただきありがとうございます。(〃゚∇゚〃)

束の間の甘い時間……ね~(*´・ω・)(・ω・`*)や~ね。


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