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風に哭く花 11 

しゃくりあげながら翔月は、大好きな青児に優しく背中を撫でられて、束の間の幸せに酔っていた。
いつか、こんな風に好きだと言ってもらえる日が来ればいいと思っていたが、決して叶わぬ夢だと思っていた。翔月にはお日さまの下に居る青児を、遠くから眺めていることしかできなかった。

「ありがとう、青ちゃん。両思いなんて夢みたいだ。」

「夢なんかじゃないぞ。でも、おれも勇気なくて、今まで言えなくてごめんな。」

「ううん……青ちゃんは、いつも、いつだってぼくのこと大事にしてくれてたよ。ずっと嬉しかったし、なんでもできる青ちゃんは、ぼくの自慢だった。でも……もうお終いにしなきゃ……いけない……んだ。ぼく……青ちゃんから離れるって、決めたんだ。ぼくはいつも青ちゃんのお荷物になってるって、自覚あるよ……?」

「何を言ってるんだ、翔月……!何もわかってないのは翔月の方だ!なんで、お互い好きだって分かったのに、いきなり別れる話になってるんだよ!おかしいだろ?」

ベッドにどんと押されて、翔月は転がった。

「言っておくけどな、おれは今すぐにでも、翔月の事抱きたいって思ってるぞ。、」

「え……?無理だよ、そんなこと。」

「無理じゃない!」

覆いかぶさってきた青児の目は真剣で、思わず翔月は視線を逸らした。下肢にどっと熱が集まった気がした。
こうなってしまった今、翔月には打ち明けなければならない秘密がある。

柔らかい唇が、翔月を襲う。ぎこちなく触れる唇は、そっと重なりやがて舌先が歯列を割ると、拙く舌の根に絡めて吸った。

「う……んっ。あふっ……」

「翔月……翔月……おれ、ほんとに好きなんだ……だから。」

長い指が器用に翔月の制服のボタンを弾いてゆく。ネクタイを抜かれ、シャツの裾から入ってきた悪戯な指が、翔月の腫れた小柱に触れた。

「ぁつっ……!駄目、青ちゃん……」

半身を起こした青児は翔月を抱きしめた。

「おれのものになれ、翔月。中学の時からずっと我慢してきたんだ。翔月はいつまでたっても子供みたいに無垢で可愛いから……汚しちゃいけないと思ってたけど、どこかへ行っちまいそうだから、もう我慢しない。やっと告白したら、別れるなんて訳の分からない事言いだすし。」

「……我慢した来たのは、ぼくのほうだよ……青ちゃん。ぼくはとっくに……青ちゃんの知ってる子供じゃないんだ。……ごめんね。」

「どういうことだ……」

「……これがぼくの秘密だよ。言いたかったけど、嫌われるのが怖くて言えなかった。軽蔑されるって、思ったから……」

翔月は、シャツのボタンをすべて外した。
青児の目は驚愕に見開かれ、シャツをはだけた翔月の胸に向けられていた。

「なんだよ、これ……キスマークか……?あちこちに付いてる。翔月!?この胸、何でこんなになってる……?誰に何をされたんだ?言えよ!」

腫れ上がった乳首は、まるで熟れきった赤い実のように色を変え、痛々しくうっ血していた。
青児は逆上して、そのまま翔月を引き倒した。はぎ取るようにシャツを奪い、下着をむしり取った。強引に膝頭を割り開き、腰を入れた。

「翔月!翔月……!くそっ、おれの翔月に、くそぉーっ!言えよ!一体、いつ誰にこんなことさせたんだ!翔月!」

「青ちゃん……待って。青ちゃん……!あっ……」





本日もお読みいただきありがとうございます。(*⌒▽⌒*)♪
(*ノ▽ノ)キャッ~我を忘れた青ちゃんは……?


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