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Archive: 2017年03月  1/4

隼と周二 天使の折り鶴 前編

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ベッドに丸くなって、小さな隼は泣いていた。「いや、いやパパ。おしり、もういや」治療とはいえ、異物を挿入される気持悪さに毎回泣き咽んでいた。大きさの違う器具を入れ、肛門を締めるトレーニング(動作)が課せられた。まだ幼い隼には、十分に回復でき可能性があると医者が言い、リハビリは可哀想だが日々繰り返された。酷い怪我で鈍化した直腸や肛門の感覚が戻る場合もあり、 下がってきた便を感知できるようになれば「知ら...

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隼と周二 天使の折り鶴 後編

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見舞いに訪れた周二が、ふと何気なく言った。「俺さ、この病院で昔、天使に逢ったことあるんだ」「天使?」「ああ、親父が抗争に巻き込まれて、ひと間違いで撃たれた時にさ、空からいっぱい白い千羽鶴を降らしてくれたんだ」「ふ~ん」「季節はずれの花が散ってきたのかと思ったんだけど、折鶴だったんだ」隼は、不思議そうな顔をしていた。「隼は、俺が見た天使を信じる?」「周二くんは、ぼくに嘘を言わないもの。だから、きっと見...

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隼と周二 緊縛キューピー

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周二は部屋に入ろうとして、固まっていた。ピンクの可愛い花の形のペニスリングをいくつも指に嵌めて、ベッドの上に転がった隼が遊んでいる。両手には、柔らかな皮の手錠が掛けられていた。それはいい。首には最高級の西陣織で作られた特注の「愛犬日本一」の首輪がつけられ、細い鎖を引いていた。それもいい。首輪には周二が作った揃いの純銀製のペンダントが、一見、犬の鑑札のようにぶらさがっていた。そこまでは良かったのだが、...

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隼と周二 学園の狂騒 1

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周二が、すこぶる不機嫌なのには理由があった。沢木が隼に、コンタクトレンズにするのを許したのだ。裸眼視力が、0、1もない隼の眼鏡は、俗に言う牛乳瓶の底で分厚く、眼鏡を外すとまるで別人と言う少女マンガのような事実は周囲をざわつかせた。周二の心配したとおり、退院して久し振りに沢木隼が学校に現れたとき、一瞬空気が固まりそしてすぐに熱を持った。「うっそ!誰?沢木?」「ええ~っ!あのチビのダサ眼鏡の下って、こ...

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隼と周二 学園の狂騒 2

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「ぼく、本気で怒りますよ?」くすと笑った生徒会長は、『ドッキリ大成功!』と書かれたプラカードを出した。「まず、沢木には成功だね。しっかり撮った?英画愛好会」「完璧です、会長。これで来年のわが部の予算は決定ですよね」「善処しよう。さて、問題は木庭周二だな。あの野獣が劇に出ると言う方にぼくは、かけたんだけど」隼は丸い目を、もっと丸く見開いて驚いていた。どうやらエッチな劇の脚本を、堅物(そう、思われてい...

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隼と周二 学園の狂騒 3

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従者は、そっと口を寄せると胸の尖りにも歯を立てました。「あっ,いや、いや。そこは、お止めになって」懸命に抗いますが、桃雪姫の力は非力で、従者にあっけなく緊縛されてしまいました。縄目の間に覗く、赤い粒を頬張ると従者は転がし始めました。ぬらぬらと光る胸は卑猥に輝き、従者は桃雪姫を思うさま蹂躙するつもりです。「時間をかけて弄られたそこは、熱を持って腫れあがり赤くじんじんとして桃雪姫を喘がせたのでした……っ...

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隼と周二 学園の狂騒 4

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結局、ドッキリの映像と隼の妖しい朗読劇のCD-Rをセットにして、希望者に予約販売と言う形をとった。男子も女子も、先生方も購入希望に〇を入れた。校長には秘密にしていたが、君、後で並んで写真を撮ろうと隼に声をかけていた所を見ると、校長特権で手に入れたらしい。今なら、先行予約者に限り、写真部が隠し撮りした隼の生写真5枚付きなのだそうだ。もちろん周二も、個人的に生徒会長を半分脅して注文した。牛乳瓶の厚底眼鏡か...

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近況報告

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再掲するにあたって、作品を読み返しています。今あげている作品は、納得のいかないところも多く、正直なかった事にしたいくらいの作品です。お借りした超絶美麗な絵のおかげで、何とかお読みいただけたのだろうと思いますが、読み進めるうちに自己嫌悪に陥りそうです。シリーズ物なので外すのもおかしいかなと思い、一応あげておきますが、あまり考えないで勢いだけで書いてしまったのを思い出しました。いかんね~作業ばかりで新...

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隼と周二 学園の狂騒 5

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松本が列に並び、間近で人形のような隼の姿を見て、小鼻を膨らませて興奮している。「うっわ~、ねんね、超・可愛い~。すげぇ」周二はクラス代表のボディガードとして、仕方なく苦虫を噛み潰したような顔をしてそこに立っていた。「護衛といっても文化祭なんだから、一応は君も制服じゃなくそれらしい恰好をしてくれるかな」生徒会長を睨みつけたが、一応向こうの言分がもっともなので、しぶしぶ流行の執事の恰好をしていた。元々...

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隼と周二 学園の狂騒 6

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隼が野生の巨象に襲われそうになっている、少し前。休憩時間が終わり、捌ききれない客を待たせて、周二は隼を連れにきた。食堂のテラスの風の通る、長いすの上、眠り姫が王子の訪れを待って……いない。「隼っ!」周二の顔色が変わった。その後。誰かが玄関先に取材に来ていたテレビクルーのモニターを見て騒いだ。「沢木っ?なんでこんなところで、写ってるのーー?!」同級生が騒いでいたが、なんでそんなところに隼がいるのか、誰...

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