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Archive: 2010年11月  1/7

ずっと君を待っていた・12

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それから、とぷんともう一度薬湯の湯船に戻って、ぼくはあったまっていた。「もう一度、肩までちゃんと入りなさい。。」御当主が優しい声でそういうから。思わぬ、いい人みたいじゃん・・・?散々心配して、どこか損した気分だった。「後で、飯でも食いながら、ゆっくり話をしよう。」薄く微笑んで、若いご当主は風呂場から立ち去った。水も滴るいい男ですね・・・なんて、冗談は言いません、さすがにね。外で、何やらさっきの女の...

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SとMのほぐれぬ螺旋・6

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ずっと君を待っていた・13

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怖くて、思わず手を伸ばした。「いやだ、青ちゃん、助けて。」そう言おうとしたけど、口から零れ出た言葉は違っていた。「スサノオさま。ご無事に転生あそばして。お懐かしゅうございます。」「うん。やっと会えたな、クシナダ。」青ちゃん・・・何、言ってるの?ねぇ、今のは、誰に言ったの?深い深い水の底に、沈められてゆくぼくの意識・・光るその建物は、何・・・?水底に、ゆらゆらとさんざめく美しい夢の中の錦の王宮。この...

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美少年、あれこれ

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困った。可愛い。涙のたまった伏目の子に・・・目が逝ってしまう・・・。右の隅っこを、押していただけるとコメのうるさいのが消えて、可愛い子が転がります。(*⌒―⌒*) にこっ♪ にほんブログ村にほんブログ村...

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SとMのほぐれぬ螺旋・7

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ずっと君を待っていた・14

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珊瑚の桃の花の咲き乱れる木の下で、身体を預け、うっとりと恋人の顔を見上げた。凛々しい男の薄い唇が、そっと触れるために降りてくる・・・「うわ~~~!!無理~~!」飛び起きたぼくは、周囲の暗さと全身を流れる冷や汗に、意外な夢オチに胸をなでおろした。「ゆ・・・夢かよ~・・・心臓に悪いぜ、まったく。」「よりによって、何て夢みてんだよ~・・・。まったく、早いとこ、神楽だかなんだか済ませてさ・・・っ!こんなん...

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SとMのほぐれぬ螺旋・8

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ずっと君を待っていた・15

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小さく耳元で、青ちゃんが俺の名を呼ぶのが聞こえる。今度こそ、現実世界なんだろうか?「・・・クシちゃん・・・クシちゃん、大丈夫?」「だいじょうぶじゃないっ。」「どこもかしこも、大丈夫じゃない。」目を開ける勇気がなかった。もう、青ちゃんも誰も信じられない。ここへぼくを連れて来た、親父もお袋も信じない。あの、巨大な燃える目を見てしまった恐怖は大きかった。「みんなのばかっ。知らないっ!」「もう、誰も信用し...

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SとMのほぐれぬ螺旋・9

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ずっと君を待っていた・16

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御当主が部屋を出て行ったのを、しっかりと確かめて、ぼくは青ちゃんに詰め寄った。「わけ、わかんない~っ!!!!」「日本語が、わかんない~っ!!!!」地団太を踏む俺を、青ちゃんは、すっかり困り果てたという態で、横を向いて小さくため息をついた。「ごめんね、クシちゃん。」「でも、これはうんと昔から・・・この世界が出来て間もない頃からの決め事だから、仕方のないことなんだよ。」「魂が二つに別れてしまったから、...

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