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Category: タンデムシートで抱きしめて  1/1

タンデムシートで抱きしめて 1

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小学生x大学生 強姦未遂 ショタ今でもはっきり覚えてる。おにいちゃんとの出会いは、妹が生まれるちょっと前のことだった。ぼくのママは天涯孤独で家族がいないから、普通なら面倒を見てくれるはずの、おばあちゃんとかがいない。パパは単身赴任で県外に居るので、ママが病院から帰ってくるまでの間、ぼくはママの知り合いに預けられることになっていた。おにいちゃんは、そこのおばさんの息子だったんだ。ママを病院に残し、見...

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タンデムシートで抱きしめて 2

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その後、単身赴任から帰ってきたパパとママはおにいちゃんの家の近くの建売住宅を買った。まるで、ぼくに根負けしたような形だった。病院や官公庁にも近いのが売りで、学校も近い。ぼくにはおにいちゃんの家に近いのが何よりだった。ただ、せっかく近くに越してきたのに、おにいちゃんとぼくは、年の差が10歳もあるのでだんだんいつも一緒というわけにはいかなくなる。おにいちゃんはどんどん勉強が忙しくなり、塾に毎日遅くまで...

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タンデムシートで抱きしめて 3

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一度、後からぎゅ~って、おにいちゃんのガールフレンドが腰にしがみついて単車に乗っているのを見たことがある。単車の後はまだ危ないからって乗せてもらえないちびのぼくは、おにいちゃんが他の人を乗せているのを見て涙が出そうになった。(おにいちゃんのタンデムシートは、ぼくの席なのに…どうして知らない人を乗せるの?)悲しくなったぼくがじ~っと見つめていると、おにいちゃんは照れたような困ったような顔をして、おい...

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タンデムシートで抱きしめて 4

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いつか、「どうしてパパと結婚したの?」って質問したら、ママが答えてくれた。「大好きだからよ。パパはね、ママのこと大好きでずっと一緒にいたいから結婚してくださいって言ったの。ママね、パパが初恋の人で結婚は憧れのジューンブライドだったの。純白のウエディングドレス、綺麗だったのよ。パパの方が感激しちゃって、泣いて大変だったの。」だって。汚れていない綺麗な身体で純白のウエディングドレスを着て、ママみたいに...

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タンデムシートで抱きしめて 5

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待ち合わせ場所のベンチまで来たら、まだおにいちゃんは来ていなかった。おにいちゃんの代わりにそこに居たのは、一人の痩せたおにいさんで汗をかいて青ざめていた。病的に色が白くてひどく具合が悪そうに見える。一瞬、ぼくは知らない人に声をかけてはいけません…って毎日復唱している言葉を思い出したけど、それよりも今は、図書室で借りたマザーテレサの伝記の方が現実的だった。「愛の反対は、憎しみではなく無関心です」道で...

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タンデムシートで抱きしめて 6

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ぼくは、その場で凍り付いて怯えていた。恐怖に歯の根が走り、寒くもないのにカチカチと鳴った。おにいちゃん…この人は何?知らない人……。何をしようとしているの…嗅がされた薬品で頭はぼうっとしたままだった。聞いたことの無い音楽がどこかで鳴る。携帯電話…?「…ああ、俺。うまくいったよ、真佑子。お前の言うとおりだ、俺の好みどんぴしゃだ。ああ、可愛いなぁ…これから味を見る。黙ってろって。ああ…酷い目になんて合わせない...

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タンデムシートで抱きしめて 7

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おにいちゃんはじっとぼくを見つめていたけど、すっぽんぽんなのにやっと気が付いたのだと思う。くっと顔を歪め視線を逸らせた。白い滑らかな下腹に、花弁を散らしたように、いくつもの紅い吸痕が淫らに散っていた。「……そうか。おにいちゃんは大学を出たら就職を決めて、航太を幸せにするつもりだったんだけどなぁ。航太は俺のこと嫌いになったのか。そうか……、航太はもう俺が居なくても良いのか……。あぁ……辛いなぁ、これから航太...

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タンデムシートで抱きしめて 8

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おにいちゃんに運ばれた病院で、ぼくは色々な検査をした。幸い何の異常もなく、たった一日で検査入院は終了した。パパもママも、おにいちゃんもおばちゃんも、結果を聞いてほっと胸を撫で下ろした。退院の翌日、改めて家に訪ねて来たおにいちゃんは、玄関で靴を脱ぐとパパとママに土下座をした。「今回のことは、俺のせいです。俺が付き合っていた彼女にちゃんと引導渡さなかったから、余計な期待と嫉妬心を持たせたみたいです。航...

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タンデムシートで抱きしめて 9

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おにいちゃんとの胸躍る日々。だけど、事件の後遺症は思ったよりも大きかったみたいだ。あれからぼくはしょっちゅう、怖い夢を見た。白いのっぺらぼうに追いかけられて、ぼくは泣きながら逃げ惑っていた。公園のトイレの片隅に追い詰められて叫んでいた。「きゃー!ああっ……来ないで、来ないで。」白いおばけには、目も鼻もないのに真っ赤な大きな口だけが付いている。ぼくを追い詰めて腕の中に捕まえると、口の端が歪んで長い舌が...

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タンデムシートで抱きしめて 10 【最終話】

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おにいちゃんは、見たこともない真剣な顔をしていた。「お……大人のキス…?」「本当は、まだ小さい航太にディープなキスは早いんだけど、そうしたほうが、航太が怖い夢を見なくなると思うんだ。おにいちゃんは、航太が可愛くてどうしようもないんだ。だから航太が毎日見る、怖い夢から守ってやりたい。それに、今日はクリスマスだろう?航太をおにいちゃんにくれないか?」「航が……おにいちゃんのプレゼントなの?」「そうだよ。航...

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